今日はファンタジックなスペシャルなツィード生地のジャケットです。
そのスペシャル加減はいかほどかといえば、
胸元のワッペンが語ります『L’ART DE LA COUTURE』
「クチュール(縫製、仕立ての)芸術」と。
生地はMARHIA KENTマリアケント社のファンシーツィードです。
フランスでそれはそれは美しい生地を生み出すメーカーといえば
MARHIA KENT マリアケント社。
美しさの度合いはどのくらいなのか言えば、
あのシャネルが常に使用することで知られるほど。
”通称シャネルツィード”といわれるツィード生地。
ファンシーヤーン(意匠糸)と言われる糸で織られたツィード生地。
ファンシーヤーンは素材や太さ、色、時にはスパンコールやビーズなどなど絡まる糸、それは時にまっすぐでない様相の糸であったりと、個性ある複雑きわまりない糸を2~3本撚り合わせたり、特殊な機械操作によって部分的に太い部分をつくったり、ネップを撚り込んだりと故意に不均一にしたりして、変化に富んだ装飾的な外観をもたせた糸のこと。
ファンシーツィードはこの装飾糸で甘く撚り、ゆっくり丁寧に織りあげられます。
織上がるのに大変な手間と時間と技術が必要な極上な生地。
たとえれば生地の宝石。
極上ツィード生地で仕立てたジャケットは、さらりとした肌触りと軽ーい肩乗り、まるでカーディガンのような軽さです。
ポケットから飛び出るのはジャケット付属のターコイスのコサージュです。
濃淡の美しい手染めのコサージュ。
胸元といわず、このようにポケットから覗かせたり、時には髪にヘアーアクセサリーとしても楽しめます。
とてもファンタジックな見た目の一着です。
が、それだけにはとどまらない!
胸元のさらにもう一つのワッペンが語ります。
『NEVER MIND THE BOLLOCKS』
わぉ!です。
「勝手にしやがれ」です。
ただただキュートなだけでなく、パンクロックなスピリッツも込められた、見た目以上にスペシャルなジャケットというわけです。
いつものデニムに合わせて。
カーディガンみたいに気兼ねなく着ます。
タックパンツに合わせて。
コサージュとカラーリンクを楽しむパンツスタイル。
スリムなウールパンツと合わせて。
青味がかった大人ピンクのドレスに合わせて。
着るものはその時の気分を強く左右するといいます。
着れば晴れ晴れな一日の始まりです。
JACKET : leur lgoette