真のエレガンスに触れる・”Gabrielle Chanel. Manifeste de mode” in Tokyo

Fashion

「ガブリエル・シャネル展 MANIFESTE DE MODE」
“Gabrielle Chanel. Manifeste de mode” in Tokyo

台風の影響で土砂降りかと思われましたが「芸術の秋」ですね、というような涼しい一日にでかけてきました。昔は雨女でしたが、今は晴れ女です。

ガブリエル・シャネル(1883~1971)は、「20世紀で最も影響力の大きい女性デザイナー」といわれます。シャネルのシンプルかつ洗練された服は着る人に実用性と快適さを与えながら、1920年代の活動的な新しい女性像の流行を先導しました。戦後に流行したシャネルのスーツを着こなすことで、彼女自身がファッション・アイコンとして、そのスタイルを象徴しています。本展は、ガリエラ宮パリ市立モード美術館で開催されたGabrielle Chanel. Manifeste de mode展を日本向けに再構成する国際巡回展です。ガブリエル・シャネルの仕事に焦点を当てる回顧展を日本で開催するのは32年ぶりのことです。シャネルのスーツ、リトル・ブラック・ドレスを代表に、どれも特徴的な服はシャネルのファッションに対する哲学を体現し、さらにコスチューム・ジュエリーやNo.5の香水といった展示に当時の記録映像が加わることで引き立てられ、鑑賞者をシャネルのクリエーションの魅力へと誘います。

凝ったディテールに視線が吸い寄せられます。
一見シンプルなシルエットの中に緻密にセットされた美しい細部。
色褪せることの無い素晴らしいクリエイション。
「本物」「真のエレガンスの宿ったもの」はこういうものなのだなと深く心に沁み入りました。
人の生身と切り分けられたボディの展示はアートの魅力も十分に堪能させてくれます。

シャネル展のショーケースのお洋服たちは、叶うならすぐにもショーケースから取り出し、その生地に触れ身に着けたいと思うものばかり。

自分のクロゼットも「いつの日も気持ちを高揚させてくれる物たち」で妥協無く満たしていきたいです。

chanel 展 三菱1号館美術館

 

この日のお洋服はパフスリーブの白いブラウスと黒のジャンプスーツ。
ブラウスの袖は柔らかな別布との2枚仕立てで、パフの立体をキープするよう仕立てられたもの。
ジャンプスーツはハイウエストのワイドパンツに、ブラのような胸当てが取り外しできる形でセットされたもの。2wayで着られます。生地もシルエットも手間を惜しまず仕立てられています。
leur logetteのSSシーズン物です。

chanel展 三菱一号館美術館

ジャンプスーツは組み合わせ次第で表情豊かに着られるうえに、上下別々となれば、望める表情の数も増えて、楽しみも倍増します。すっきり見えるし活躍するアイテムです。

leur logette jumpsuitこちらはタキシードウール100%の秋冬物。上部はキャミソールとして着られます。

leur logette jumpsuit

小粒のゴールド&クリスタルのキラキラボタンがアクセントです。

leur logette jumpsuit

leur logette  jumpsuit

タキシードに使われる毛羽を落としたマットな照りのあるウール生地。とてもしなやかです。
ジャンプスーツ

プルオーバーは極上の肌触りのpima cottonです。厳選されたコットン原毛を用い高品質なコットンヤーンを120年以上作り続けているイタリアのIafil社の糸を使用。
総針の成型編みの立体がきれいなシルエットを描きます。「贅沢」と言える肌触りとシルエットです。
プルオーバー

バッグはカーフレザーと籐編みのコンビネーションがモダンな佇まいでしょう。カーフはイタリア製、上質なカーフはやっぱりイタリア製です。
籐編みはウィーンの伝統の職人技物。
名作椅子マルセル・ブロイヤーの椅子S32にインスパイヤーされて生まれたバッグです。
バッグ

 

 

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