パフスリーブとギャザーリングのシルエットが魅力的なドレスはAKIKO AOKI。
甘さよ程よく抑制した、聡明な雰囲気のワンピースです。
広がりすぎないように作られたフレアースカートの裾は、一部が丸く切り取られ、歩むたびに隠された部分がちらりと覗きます。
このドレスを着つつ、イギリスの作家シャーロットブロンテの封建的な社会で生きた女性「ジェーンエア」の姿がふと浮かんだりしましたが、AKIKOAOKIがテーマのベースに置いている”ユニフォーム”、その中に潜む安全と反骨の熱量のせいかもしれません。
装うことは生きる行為そのものと捉え、それを纏うひとの生き方や姿勢が感じられる衣服を提案しているAKIKOAOKI。
背を正して、美しく纏いたいお洋服です。
どこかストイックさを感じさせるキュートさが魅力です。
このパフスリーブのドレスは「gentlwoman」。淑女のドレスです。