一機に春です!
梅が咲き、桜も3月末には満開の予想です。
コロナの影響でなかなか海外の美術館へ出かけられなくなりました。
代わりにバーチャルツアーが充実してきているので、いつか本物に出会うための予習が楽しくなってはいます。
きっともう少しの辛抱ですね。
先日国立新美術館・メトロポリタン美術館へ出かけてきました。
師玉の65点。コロナ対策のための完全予約制度のおかげでゆっくり堪能できました。
完全予約制、とてもいいです。
東京都美術館での若冲展の時は作品の近くにも寄れないような黒山の押せ押せの大混雑でしたし、修復が済んだばかりのフェルメールの青いターバンの少女のが日本にやってきたときは「立ち止まらないでくださいね」という感じでした。
海外の名のある美術館へでかければ、息を飲むような名作も常設なので、そもそもゆっくり見られます。ハーグのマウリッハイスでフェルメール「青いターバンの少女」の前に立った時は、独り占めでした。
特別展の予約制、これはコロナが終わっても大歓迎です。
上写真:ハーグ・マウリッツハイス美術館「青いターバンの少女」(と夫)
もう一つ東京都美術館へも出かけてきました。
ドレスデン国立古典絵画館・フェルメールと17世紀オランダ絵画展です。
直近2つの美術館巡りの目的の一つはフェルメール。
現存するフェルメールの絵は35作品と言われています。
作品のすばらしさは当然なのですが、この35という数がまたとても魅力的です。
「機会が許せば全部見られるに違いない」そう思わせてくれるのです。
ロンドン・ナショナルギャラリー、パリ・ルーブル美術館、アムステルダム・国立美術館、ハーグ・ママウリッツハイス美術館、ウイーン・美術史美術館、ドイツ・ベルリン絵画館このあたりは現地でも制覇済み。
そして今回まだ見ぬ2点、「信仰の寓意」と21年9月に修復されて海外では日本が初展示の「窓辺で手紙を読む女」を加えたというわけです。
「窓辺」は修復されて消されていた壁のキューピッドが現れました。
作品全体のくすみもとりのぞかれ、フェルメールならではの光の粒が輝いていました。
美しかったです。
この日は気温15度晴れ。日差しもあってほんのり温か。
お出かけコートは何って?
ウールのコートは重いし、一重の春コートでは薄すぎる。
お袖がMALHIA KENTのステンからコートでした。取り外し可能な薄手中綿ライナー付き。このライナーは実はビビッドピンクなんですよ。赤いパンツではありませんが、美の秘薬的効果がありそうなライナーです。leur logette。
今美術館は予約制でゆっくり鑑賞できるまたの無い機会です。
ぜひお出かけしてみてはいかがでしょう?
メトロポリタン美術館展は本当に圧巻です。